ドコモ光からフレッツ光に戻すには?手順や注意点、他の選択肢も解説!

結論からお伝えすると、ドコモ光からフレッツ光へ戻すには事業者変更を使います。

工事不要の簡単ステップで切替えられるから便利です。

ただ…、ドコモ光の回線に不満があって戻そうと考えているなら、ちょっと待ったほうがいいかも。

この記事では、ドコモ光からフレッツ光へ戻す方法や切り替える際の注意点などを解説していきます。

と同時に、フレッツ光に戻す以外の選択肢もご提案したいと思います。

ドコモ光からフレッツ光に乗り換えることが最適解なのか。と疑問をお持ちの方なら、きっと参考になるはずです。

よかったらチェックしてみてください!


※:特段記載がない限り、価格はすべて税込み表記です。
※:2025年8月26日時点の情報で、最新のものと異なる場合があります。


ドコモ光からフレッツ光に戻す方法を4ステップで解説!

ドコモ光からフレッツ光に戻すには事業者変更という手段を使うため、4ステップほどの少ない手順で変更することができます。

それでは、順番に説明していきますね。

ステップ1:ドコモ光で事業者変更承諾番号の取得

取得方法 取得方法の詳細
WEBで取得 手続き専用ページから申し込む。24時間いつでも取得が可能です。
(※システムメンテナンス時は除く)
対面で取得 近くのドコモショップで申し込む。各店舗の営業時間内に来店してください。
電話で取得 電話にて申し込む。ドコモの携帯電話からなら「151」をダイヤル
(※受付時間は9:00~20:00まで)

事業者変更承諾番号はドコモで取得します。それは、どのプロバイダを使っていても同じです。

取得方法は3つ。いつでも手続きできる上に記録として残るWEBページからがオススメです。

もどこさん
WEB専用ページから申し込むと、受付の翌日以降にSMSまたはメールにて番号が通知されます。

事業者変更とは、光コラボレーション事業者からの切り替えに使える方法で、光サービスの設備をそのまま流用することで工事不要で別の光コラボレーション事業者またはフレッツ光に乗り換えることができます。
その際に必要なのが事業者変更承諾番号になります。

ステップ2:フレッツ光へ申し込み

申込方法 代理店経由かNTT東日本またはNTT西日本へ直接申込
申込に必要なもの 事業者変更承諾番号、お客さまID
申込期限 事業者変更承諾番号の有効期限内かつなるべく早め

ステップ1で取得した事業者変更承諾番号を持ってフレッツ光への申込を行います。

フレッツ光ではWiFiルータレンタルも行っています。貸し出しを希望される方は、このタイミングで申し込んでおくといいでしょう。

ただし、レンタルは有料です。長期間利用するつもりなら、毎月費用が発生するため、ご自身で用意すると節約になります。

もどこくん
フレッツ光では、上記光回線のほかにプロバイダとの契約や支払いが別途必要になります。

ステップ3:フレッツ光の接続設定・利用開始

  1. レンタルまたは購入したルータをONUに接続する
  2. 電源を投入し、ランプが正常かどうか確認する
  3. スマホやパソコンのWiFi設定で対象の「SSID」を探す
  4. スマホやパソコンに「暗号キー」を登録する
  5. WiFiアイコンが表示されたらインターネット利用開始

ステップ2の申込完了後に受け取った「開通のご案内」に書かれた当日に設定作業を行います。

設定といっても構える必要はなく、用意したWiFiルータは説明書に従って正しく接続するだけ

あとは使用する機器(たとえば、スマホやパソコンなど)のWiFi設定画面にて「暗号キー(=パスワード)」を登録すればOKなのです!

もどこくん
「SSID」と「暗号キー(パスワード)」はルータの裏側(または側面)、あるいは箱の中の『設定情報シール』に掲載されています。

ステップ4:ドコモ光でレンタルした機器の返却

返却の対象 プロバイダからレンタルしているWiFiルータやオプション品など
返却時の注意点 レンタル品返却には指定場所や返却期限があります。
返送料がユーザー負担の場合もあります。
返却の対象外 回線終端装置とルータは異なる機器なので、間違って返却しないようにしましょう。


レンタル品がある場合は、乗り換え完了後、速やかに返却します。

返却には指定場所があります。間違って送ると未返却とみなされ補償料請求の対象となる場合があります。

もどこさん
ただしレンタル期間が満了すると返却不要になるプロバイダもあります。契約書類やマイページ等で返却が必要かどうか確認するようにしましょう。

ドコモ光からフレッツ光に戻すときの費用は?

ここからは、ドコモ光からフレッツ光へ戻すときに発生する費用についてお伝えしていきます。

可能性のある項目は以下の3つです。

それでは1つひとつ説明していきますね。

ドコモ光の解約に関する費用

費用項目 必要な費用
解約月の月額基本料 1ヶ月分(日割りなし)
事業者変更事務手数料 3,300円
解約金
2022年7月1日以降の申込
戸建:5,500円
集合:4,180円
解約金
2022年6月30日以前の申込
戸建:14,300円
集合:8,800円

※:解約金について更新期間(満了当月、翌月、翌々月)は除きます。
※:工事料の残債がある場合は一括精算となります。


ドコモ光の利用開始時期により費用は異なりますが、更新月なら解約月の月額+事務手数料で1万円弱。

更新月以外は上記にプラス解約金で2万円前後になります。

ただし何かしらの分割支払いのある人は、残り一括請求される場合があります。

フレッツ光の契約に関する費用

費用項目 必要な費用
事業者変更手数料 1,980円
工事費 原則不要

※:回線タイプを変更する場合やオプションサービスの追加変更など利用状況により別途工事費が発生


ドコモ光からフレッツ光に乗り換える場合は工事がないため、乗り換え初期費用としては事務手数料のみになります。

仮にドコモ光で使っていたWiFiルータが自分で用意したもので流用できるなら、購入もレンタルも必要ないのでより負担額は減ることになるでしょう!

ドコモ光プロバイダで発生する可能性のある費用

  • レンタル品の返却送料
  • レンタル品未返却時の損害金
  • 返却キットがない場合の箱や梱包代

ドコモ光利用時のレンタル品で多いのがWiFiルータ。通常は、提携プロバイダから借りているはずです。

その場合は、ドコモ光解約時に返却の必要があります。

返却用の箱や梱包材の準備や宅配業者へ集荷依頼はご自身で行うため、その時点で費用が発生する可能性があります。

なお未返却はもちろんですが、間違った宛先に送ってもプロバイダは確認が取れないため、損害金が請求される場合があります。

もどこくん
上記では損害金としてお伝えしましたが、プロバイダによって補償料など名目が異なる場合があります。

ドコモ光からフレッツ光に戻す3つのメリット

ここでは、ドコモ光からフレッツ光に戻すメリットについて紹介していきます。
具体的にはつぎの3つです。

それでは、順番に解説していきますね。

メリット1.ドコモ光の解約手続きが不要

ドコモ光からフレッツ光に戻すとき、ドコモ光で別途解約手続きをする必要がありません。

なぜなら、フレッツ光に切り替わるとドコモ光は自動で解約となるからです。

そのため、ドコモで事業者変更承諾番号を取得したあとはドコモで実施することはなくなります。

もどこさん
ただしプロバイダは別です。ドコモ光解約と同時に解約になるプロバイダもあれば、別途解約手続きが必要なプロバイダもあります。

メリット2.フレッツ光の開通工事が不要

ドコモ光からフレッツ光に戻すメリットは開通工事が不要なことです。

というのも回線や設備は流用するからです。ようするに契約窓口がドコモからNTT東日本またはNTT西日本に変わるだけなのです。

そのため切替日の通知はありますが、当日、自動で切り替わってるイメージです。

もどこくん
フレッツ光が開通するまでの期間は短いですし、立会いがないのでスケジュール調整が不要です。

メリット3.光電話は同じ電話番号が使える

ドコモ光電話を利用していた場合、局番が変わるような引越しが伴わなければ、電話番号と電話機はそのまま使えます。

フレッツ光の申し込みと一緒にひかり電話の申し込みも忘れずに行いましょう!

学校や職場に緊急連絡先として自宅の電話番号を提示しているようなケースでは、番号が変わらないというメリットがあります。

もどこさん
ドコモ光電話からフレッツひかり電話に変えても月額も550円~と変わりはありません。

ドコモ光からフレッツ光へ戻すときの4つの注意点

ここからは、ドコモ光からフレッツ光に乗り換える時の注意点について紹介していきます。
具体的にはつぎの4つです。

それでは、1つひとつ解説していきますね!

注意1:フレッツ光に戻すとドコモのスマホ代が高くなる場合がある

ドコモ光からフレッツ光に戻すと、ドコモのスマホ利用料が高くなる可能性が出てきます。

なぜなら、ドコモ光セット割の適用外となるからです。

とくに以下のスマホプランに加入している人、家族での利用が多いほど負担増になります。

1台あたり毎月1,210円の割引がなくなるプラン ドコモ MAX/ドコモ ポイ活MAX/ドコモ ポイ活20/ドコモ mini
1台あたり毎月1,100円の割引がなくなるプラン eximo・irumoシリーズ/5Gギガホシリーズ/ギガホシリーズなど

もどこさん
実際は割引が適用される前に戻るだけなので利用料が高くなるわけではありませんが、負担増となるのは間違いないです。

注意2:フレッツ光にすると月額料金が高くなる可能性がある

比較項目 ドコモ光 NTT東日本 NTT西日本
月額料金
10G
6,380円 6,050円+
プロバイダ料
4,180円~+
プロバイダ料
月額料金
1Gホーム
5,720円 5,940円+
プロバイダ料
4,730円~+
プロバイダ料
月額料金
1Gマンション
4,400円 3,355円~+
プロバイダ料
3,575円~+
プロバイダ料

※:ドコモ光はタイプAの2年定期の場合
※:NTT東日本の1Gはネクストギガラインタイプの場合
※:NTT西日本は光はじめ割クロスまたはネクストの場合


ドコモ光からフレッツ光に戻すと、月額料金は高くなる可能性があります。

その理由は、プロバイダ利用料が別途発生するからです。

ドコモ光の月額料金はプロバイダ利用料込みの価格でしたが、フレッツ光の月額料金は光回線単体の利用料になります。

別途プロバイダ利用料が10ギガで月2,000円前後、1ギガで月1,000円前後が目安としてかかります。

よって、乗り換えるとコスト増になる場合もあるため注意しましょう。

参考になりそうな口コミ ※タップで見れます

注意3:工事費の残債が発生する可能性がある

これまでのドコモ光では工事費は完全無料でした。そのため途中解約しても残債が請求されることはありませんでした。

しかし2025年4月1日以降に申し込まれた方が適用になる特典は、24ヶ月利用することで支払った工事費が全額ポイントになって返ってくることで実質0円としています。

そのため、2年使わないと工事費が実質0円にならない上に2年以内の解約には残債請求が行われるのです。

もどこさん
特典内容の切り替わりのタイミングなので自分が適用されている特典がどれなのか把握しておくことが重要です。

注意4:フレッツ光に戻しても回線の品質は変わらない

ドコモ光は光コラボレーションサービスなので、ボク達に提供している回線や設備はフレッツ光と同じです。

つまり、ドコモ光からフレッツ光に戻しても回線品質は変わらない。回線に不満があって戻すなら、あまり意味ないかもしれません。

そのため回線品質の向上を期待するなら、フレッツや光コラボ以外のサービスを選ぶのがおすすめです。

もどこくん
プロバイダが原因である場合は、フレッツ光に戻すのではなくドコモ光のプロバイダを変更するのも1つの手です。

フレッツ光に戻す以外の選択肢をご提案!

ここまでフレッツ光に戻す手順や注意点について解説してきましたが、これなら他の選択肢を考えたほうが良くない?と個人的には思ったりします。

なぜなら、回線は同じなのに手間だけ増えるからです(プロバイダと別途契約しないといけない)。そこで他の選択肢は2つ。

それでは、順番に解説していきますね。

同じ光コラボでもドコモ光より安い回線に乗り換える

月額料金 10ギガ 戸建1ギガ 集合1ギガ
ドコモ光 6,380円 5,720円 4,400円
GMOとくとくBB光 5,940円 4,400円/4,818円 3,300円/3,773円
おてがる光 5,434円 4,708円 3,608円
ソネット光 6,270円 4,500円~7,095円 3,400円~5,995円
ビッグローブ光 6,270円 5,478円 4,378円

回線や設備が同じでポテンシャルが変わらないのであれば、コストは安いほうがいいですよね。

そのような場合は光コラボでもドコモ光より安いサービスを選ぶのがおすすめです。

契約先の切替えに伴いプロバイダも変更ができるので、回線速度が速くなる可能性もあります。

もどこさん
価格面から見ればオススメは「GMOとくとくBB」と「おてがる光」。ともに縛りがない点も安心材料の1つです。



光コラボではない光インターネットに乗り換える

月額料金 10ギガ 戸建1ギガ 集合1ギガ
ドコモ光 6,380円 5,720円 4,400円
auひかり 6,358円 5,500円 4,455円
コミュファ光 5,940円 5,170円 4,070円
eo光 6,530円 5,448円 建物による
NURO光 5,700円 5,200円 建物による

※:auひかりの戸建はずっとギガ得プラン3年平均、集合はマンションギガでお得プランAの場合
※:コミュファ光の戸建はホーム10G・1G、集合はマンションF1Gの場合
※:eo光の戸建はeo光ネットの場合
※:NURO光の戸建は3年契約の場合


ドコモ光の回線速度や安定性に不満があってフレッツ光に戻そうと考えているなら、独自の回線網を構築しているサービスのほうがオススメ。

その理由は、回線自体をガラッと変えてしまったほうが期待値が大きいからです。

上記は、東京・東海・関西の各エリアで主要な光インターネットサービスとなっています。

お住まいのエリアに合わせて検討されてみてはいかがでしょうか。

もどこくん
東京近郊ならauひかり、関西ならeo光をチョイスするといいでしょう。その際は、auひかりは代理店経由、eo光は公式サイトから申し込むと充実の特典対象になります。



ドコモ光からフレッツ光に戻すときによくある質問

Q1:ドコモ光からフレッツ光に乗り換えるデメリットは何ですか?

  • 速度が速くなるとは限らない
  • ひと月あたりの支出が多くなる
  • dポイントが貯まりにくくなる
  • ドコモ光セット割が使えなくなる

ドコモ光からフレッツ光に乗り換えることで上記のようなデメリットが発生します。

またデメリットとまでは言いませんが注意すべきこともあるので、よかったら「乗り換える時の3つの注意点」を確認してみてください。

Q2:ドコモ光からフレッツ光に乗り換えたら繋がらなくなった

乗り換えのタイミングで繋がらなくなる原因として考えられるのは以下の3つです。

  1. ケーブルが正しく接続されていない
  2. ランプが点灯状態が正常ではない
  3. 乗り換え元のプロバイダでIPv6サービスが廃止されてない

とくに3番目のIPv6サービスの切り替えのタイミングは要注意です。

詳しくは「注意3:一時的に不通期間が発生する」をチェックしてみてください。

Q3:ドコモ光からフレッツ光に乗り換え後、ルータの返却は必要ですか?

ドコモ光で利用していたWiFiルータがプロバイダレンタルの場合、乗り換え後は基本返却が必要になります。

ステップ4を参考に適切な対応を行いましょう。

Q4:フレッツ光ではWiFiルータの接続設定はどうやるの?

回線終端装置のUNIポートとWiFiルータのWANポートを接続後、各機器の電源を入れます。

開通設定は自動で行われるため、数時間、電源を入れっぱなしで待ちます。ランプが正しく点いたら設定完了。

あとは端末側でWiFiパスワードの登録をすることでインターネットが利用できます。

基本的には上記のような流れになりますが、機種により異なるので、フレッツ公式のインターネット設定ガイドをチェックするといいでしょう。

Q5:ドコモ光からフレッツ光の乗り換えで取得した事業者変更承諾番号を放置するとどうなりますか?

取得した事業者変更承諾番号は使えなくなります。

なぜなら事業者変更承諾番号は、発行日を含む15日間が有効期限だからです。

有効期限を過ぎてしまった場合は、再度、事業者変更承諾番号の発行手続きが必要になります。