ドコモ光×GMOでv6プラスは使える?料金や設定含めて解説!
光回線のさらなる高速化に欠かせない「IPv6通信」ですが、ドコモ光×GMOとくとくBBで使えるのでしょうか。
結論からお伝えすれば、ドコモ光×GMOとくとくBBでは無料で、しかも簡単に「v6プラス」が使えます。
そこで今回、ドコモ光でプロバイダにGMOとくとくBBを選択した場合の「v6プラス」について解説していきます。
読み進めていただければ、「v6プラスってなに?」「v6プラスの設定方法は?」といった疑問はクリアになるはずです!
よかったら参考にしてみてください。
無料で使えることが分かったらそれで十分という方は、さっそく公式サイトチェックしてみてください。
※:特段記載がない限り、価格はすべて税込み表記です。
※:2024年3月1日時点の情報で、最新のものと異なる場合があります。
そもそもv6プラスとは?IPv6と違うの?
ネットを速くするために必要なことは、なんとなく分かるけど「そもそもv6プラスってなに?」という方のために簡単ですが、IPv6とv6プラスについて説明していきます。
IPv6とは新しいバージョンのこと
インターネットにもいわゆる住所が必要なんですが、これまではIPv4アドレスが使われてきました。
しかしIPv4アドレスには、”枯渇”という問題があって、その問題を解決する手段としてIPv6アドレスがあります。
要するに、現在のインターネットには2つの通信方式が存在しており、1つが「IPv4」、もう1つが「IPv6」というわけです。
この2つには互換性がなく、それぞれが別のインターネットに接続されるのです。
従来サービス | 新サービス | |
---|---|---|
通信プロトコル | IPv4 | IPv6 |
接続方式 | PPPoE | IPoE |
接続先 | IPv4インターネット | IPv6インターネット |
これがどうv6プラスと繋がるの?となりますが、このあと、その答えを解説しています。
v6プラスとは、IPv6環境でIPv4通信も可能にするサービス
v6プラスとは、「IPv4 over IPv6」という技術を使ってIPv6を使いながら互換性のないIPv4でも通信できるインターネット接続サービスのことです。
従来サービス | v6プラスサービス | ||
---|---|---|---|
通信プロトコル | IPv4 | ー | IPv6 |
接続方式 | PPPoE | IPv4 over IPv6 | IPoE |
接続先 | IPv4インターネット | IPv4インターネット | IPv6インターネット |
上記のようなイメージを持ってもらえればOKかなと思います。
このように、v6プラスが使えば、IPv6もIPv4もユーザーは意識することなく利用できるのです!!
ちなみに、「IPv4=インターネットプロトコル バージョン4」で、「IPv6=インターネットプロトコル バージョン6」です。
ドコモ光×GMOとくとくBBのv6プラスの料金や設定は?
ここでは、ドコモ光×GMOとくとくBBのv6プラスの利用について解説していきます。
それでは、1つひとつ解説していきますね。
1.GMOではv6プラスの料金は無料
IPv6が有料オプションとして提供しているプロバイダもありますが、GMOとくとくBBではドコモ光ユーザー向けに無料でv6プラスを提供しています。
また実質的に無料になるサービスではなく完全無料なので、万が一途中解約してもv6プラスに対する違約金は発生しないのも安心です。
いわゆる標準対応となるため、知らないでIPv6通信を行っている人もいるくらい気軽です。
2.GMOならv6プラスの設定は基本不要
▼ 設定が不要になる人 ▼
- GMOでWiFiルータの無料レンタルする方
- 光電話を契約する方
GMOでWiFiルータの無料レンタルする方は設定不要
GMOとくとくBBでは、WiFiルータの無料レンタルを提供していますが、そのルータを使えば設定は不要です。
GMOとくとくBBでは、ドコモ光を利用する方が誰でも簡単にインターネットに接続できるようサービスが設計されているのです。
貸出モデルは選べるようになっているので、好みの機種を選択するといいでしょう!
ちなみに、WiFiルータ選びで迷ったら「GMOとくとくBBのレンタルルーターどれがいい?」の記事が参考になります。
光電話を契約する人も設定は不要
ドコモ光電話で利用する機器「ホームゲートウェイ」をお持ちの方は、上記のWiFiルータを借りなくても設定不要で「v6プラス」が利用できます。
ドコモ光電話に使うホームゲートウェイは加入者宛に送られてくるのですが、ルーティング機能がついているため、別途ルータを用意する必要がないのです。
ただし対象品に限った話なので、一度自宅のホームゲートウェイの型番をチェックするといいでしょう。
【対象のホームゲートウェイ】
RT-S300・PR-S300・RV-S340・PR-400・RV-440・RT-400・PR-500・RT-500
3.ドコモ光×GMOのv6プラス申込方法
ドコモ光×GMOとくとくBBの「v6プラス」サービスは、ルータをレンタルする人としない人で申込み方法が異なります。
手間がなくておすすめなのは前者。それでは解説していきますね。
GMOとくとくBBでルータを借りる人
ドコモ光をGMOとくとくBBで申し込むと同時に、WiFiルータをレンタルする人には、v6プラスは自動で適用されます。
v6プラスの申込自体を意識する必要がないので、普通にドコモ光を申し込むだけ。
手続きを忘れたために開通できなかったというリスクがないのです!
標準対応のメリットと言えるでしょう。
GMOとくとくBBでルータを借りない人
中にはお気に入りのルータがあったりで、借りないことを選択する方もいると思います。
たとえば、あなたがドコモ光タイプA接続サービスを利用予定であれば「v6プラス」は後からでも追加申込が可能です。
会員サイト『BBnavi』から「v6プラスの配信手続き」を選択し、画面の案内に従って手続きしましょう!
ただし、ドコモ光の「タイプA接続サービス」を利用されている方が対象です。
ドコモ光×GMOとくとくBBでv6プラスが使えない3つの原因
ここからは、ドコモ光×GMOとくとくBBでv6プラスが開通できな原因について3つお伝えしていきます。
それでは、1つひとつ対策も合わせて解説していきますね。
原因1:ルータの設定が正しくできてない
おそらく特殊なケースと思われますが、中にはご自身で用意したルータを使って開通できない場合があるようです。
通常、v6プラス対応品であれば、問題なく使えるはずです。(現にボク自身、市販品でも通信OK)
なので、この場合の対処法としては、技術窓口へ問い合わせするのが賢明でしょう。
ルータは正直レンタル品がおすすめ。理由は手軽だからです。
詳しく知るなら「ドコモ光で使えるルーターは購入とレンタルどっちがおすすめ?」の記事が参考になります。
原因2:乗換前のプロバイダでv6プラスが解除されてない
v6プラスは、1プロバイダ1サービスです。
そのため、いままで他社プロバイダでv6プラスを利用していた場合、他社プロバイダで解除しない限りGMOとくとくBBではv6プラスが使えません。
ドコモ光に乗り換える場合は注意が必要です。
プロバイダにより解除方法は異なります。乗り換え前に確認しておくといいでしょう。
原因3:v6プラスを利用できないサービスを使っている
家でアマプラやYoutubeなどの動画を見る、ヤフーニュースやネット検索する、といった使い方なら気にする必要はありません。
ただし、下記のようなサービスを利用している人、あるいは利用を検討している方は「v6プラス」は利用できないので注意です。
- 固定IPサービス
- PPTPまたはSCTPプロトコルを利用するサービス
- 特定のポートを使って利用するサービス
- IPv4グローバルアドレスを共有するネットワークでは利用できないサービス
- 外部へサーバの公開を検討している方
ドコモ光×GMOとくとくBBではv6プラスが無料で簡単に使える!
ここまで、ドコモ光×GMOとくとくBBのv6プラスについて解説してきました。
ポイントをまとめると以下の3つ。
- ドコモ光のタイプA接続サービスをGMOとくとくBB経由で申し込む
- GMOとくとくBBで無料のWiFiルータをレンタルする
- 以前、他社でv6プラスを利用していたなら解除する
ドコモ光×GMOならたったこれだけで、v6プラスが利用できることがわかりました。
設定や機械が苦手な人なら、ぜひGMOとくとくBB経由でドコモ光を申し込んでみてくださいね。
いちおう公式サイト紹介しておきますね!
ドコモ光×GMOとくとくBBのv6プラスによくある質問
v6プラスを設定しない場合、通信速度が遅くなる可能性があります。詳しく知るなら、「GMOとくとくBBドコモ光は遅い?原因と改善策を解説」の記事を参考になります。
はい、市販品でも使えます。ただしIPv6に対応しているモデルに限ります。
いいえ、v4接続によるインターネット接続は可能です。